奥尻島 

毎年GWにはどこかへ行くのですが、今年は奥尻島に行きました。目的は、奥尻島のブナ林を探してフローラ(植物の種類)の解明をし、また昆虫を採取することでした。

行程 5月1日 7:00札幌を車で出発→14:00瀬棚港着→14:50フェリーで瀬棚港出港→16:30奥尻港着→近くのキャンプ場でテントをはって寝る

5月2日 この日は1日あきの日にしてあったので10:00〜16:30ごろまで釣りをする→キャンプ場へ戻って就寝

5月3日 5:30起床→9:00車で山の林道の終点まで行く→10:00山の中に入り、調査開始→16:00調査終了→車を止めた所でテントをはり野営、就寝

5月4日 5:30起床→9:30調査開始→15:00雨を考慮し、調査を早めに終了、下山→20:00夜釣りに挑戦→22:00夜釣り終了→22:30近くのキャンプ場で釣った魚を焼く→5日1:00就寝

5月5日 7:30起床→10:00近くの森を散策→12:40奥尻港出港→14:00瀬棚港着→20:00札幌着、解散

では実際の様子を紹介していきましょう。

 

 この2つの写真は両方ともブナ林です。しかし葉のつき方に明らかな違いがあるのがわかると思います。結論から言うと左のほうが200〜300m高いところにあるのです。標高が高くなれば気温が下がるのは誰もが知っていることだと思いますが、たった200〜300の違いでこれほど異なることを実際に見て私はとても驚きました。

  

これは左からカタクリスミレサイシンです。ほかにもザゼンソウ、エンレイソウなど数え上げればきりがないほどありました。こういう花を発見したときはうれしいものです(特に今回、山のほうでは木にほとんど葉がついてなかったので)。

 

今回、山の中ではこうした左の写真のような、道のない(いや、マジで…)笹の密生している所を掻き分けて進んでいきました。右はその山の中での昼ご飯の様子です。

 

これは2日目の釣りをしているときの様子です。とりあえずつり竿を引き上げてみたら、「お!何かついてるじゃん」その先についていたものは………。

今回は今年初の本格的な自然観察会だったわけですが、正直雨にたたられ十分な調査ができませんでした。しかしそんな中でも、人の手のほとんど入っていない森林を見ることができたのは貴重な経験だったと思います。

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